入れ歯(義歯)
当院では患者様に気持ちよく入れ歯(義歯)を使っていただくため、
噛み合わせを正確に計測し、食事の際も違和感無くよく噛める入れ歯、バランスのいい入れ歯を提供出来るように。そして、より魅力的で素敵なお顔になるよう、前歯の歯並びを整え、患者様のお顔に合った唇や口元の形を再現できるように研究しております。
また、むし歯が進行してしまい歯の根だけになってしまっていたり、心疾患・高血圧などの症状があり抜歯をしなければ入れ歯に出来ないというような症例の場合でも、歯を抜かずに入れ歯を支える治療法や、非常に薄く入れ歯を入れていることを忘れてしまうような入れ歯、繊維質の物や固い食べ物でも良く噛める入れ歯、吸着がいいためリンゴを丸かじりすることも出来る総入れ歯、更に、入れ歯が痛くていつまでも慣れないという場合でも、生体シリコンを使いしっかりと気持ちよく噛むことが出来る入れ歯に改善したりなど、様々な研究・治療を行っております。
当院では経験豊富な専門の歯科医師が責任を持って患者様の治療にあたりますので、安心して治療を受けていただけます。まずはお気軽にご相談ください。
難症例義歯・特殊義歯
当院では独自の研究による特殊義歯をご提供させていただいております。そのため、今まで他の病院で治療を行っても満足出来なかったという患者様にも必ずご満足頂いております。
入れ歯(義歯)は新しく作ってお口の中に入れたその日から、患者様の顎、筋肉、噛み癖に合わせて調整治療を行っていき、患者様にご満足いただけるまで治療を行います。
また、入れ歯は治療後のメンテナンスが大切です。患者様にいつまでも快適に入れ歯をお使いいただくため、当院では6ヶ月後、1年後、2年後~10年後としっかりとメンテナンスを行っておりますのでご安心ください。
入れ歯の種類
患者様のご希望にぴったりの入れ歯をご提案いたします。
入れ歯には保険が適用されるものと、保険適用外の自費治療のものがあります。
部分的に歯を失ったという場合には「部分入れ歯」、全ての歯を失ったという場合には「総入れ歯」になりますが、まずは最初に患者様のお口の中の状態を確認してから、ご希望にぴったり合うような最適な入れ歯や治療内容をご提案いたします。
部分入れ歯
歯を部分的に失った場合に行われるのが部分入れ歯治療です。部分入れ歯は失った歯を補うための人工歯、歯ぐきを補うピンク色の床、そしてこれらを残っている歯に固定して装着するための留め具(クラスプ)で構成されています。
保険適用の部分入れ歯では樹脂の人工歯と床、金属の留め具になりますが、保険外の場合には目立つ金属の留め具を使っていない、自然な見た目のノンクラスプデンチャーもお選びしていただくことが可能です。
- 保険適用の場 金属の留め具(クラスプ)
- 保険適用外の場合 金属の留め具がないものなどを選択可能
総入れ歯
全ての歯を失った場合に行われるのが総入れ歯治療法です。総入れ歯は人工歯、粘膜の上に乗せるピンク色の床から構成されており、これを粘膜の吸着力によって装着させます。
保険適用の総入れ歯ではプラスチック製の人工歯と床しか使用することが出来ませんが、保険外ではセラミックの人工歯や金属の床など、より高い審美性や強度に優れた様々な素材を選択することが可能になります。
- 保険適用の場 プラスチックの人工歯と床
- 保険適用外の場合 セラミック人工歯や金属床など、様々な種類の素材が選択可能
保険適用の入れ歯
- 部分入れ歯の留め具は金属製のため、目立って見える場合がある
- 人工歯と床(歯ぐきの代わりとなる部分)の素材がレジン(プラスチック)
- プラスチック素材の床のため、ある程度の厚みが必要になる
メリット
保険が適用となるため、費用を抑えることが出来ます。
使われる素材は主にレジン(プラスチック)のため、もしも壊れてしまった場合も簡単に修理することが出来ます。
デメリット
プラスチック素材の床なので、使っていくうちに変色したりすり減ったり、汚れや臭いが吸着しやすいなどのデメリットがあります。また、強度を保つため一定の厚みが必要なので、それが強い違和感として感じられることも。さらに総入れ歯の場合、プラスチックの面積が広がることによって食べ物の味や温度が感じにくくなることもあります。
保険適用外の入れ歯
- 金属の留め具(クラスプ)のない入れ歯を作ることが可能
- 臭いがつきにくい素材や、より強度の高い金属など、入れ歯の素材を選択することが出来る
- 患者様の要望に合わせたより精密なオーダーメイドの入れ歯を作ることが可能
メリット
保険適用外での入れ歯治療では、使い心地や見た目の美しさを追求するなど、保険適用の入れ歯のデメリットをカバーすることが可能となっています。
金属製の留め具(クラスプ)がない入れ歯の場合、入れ歯を装着しているということに気づかれにくい、とても自然な見た目になります。金属床を使用した場合、金属は熱伝導性が高いため、食べ物の熱さや冷たさを感じやすくなりますし、厚みも薄く出来るため装着時の違和感の少ない入れ歯を作ることが可能です。
デメリット
保険適用外の入れ歯は全額自己負担となりますので、治療費の負担が大きくなります。
ノンクラスプデンチャー
目立たない透明の留め具(クラスプ)や、留め具のない入れ歯のことをノンクラスプデンチャーといいます。
保険適用の金属製の留め具がついた入れ歯と比べ、ノンクラスプデンチャーでは口を開けた時に金属製の金具が見えないため見た目が非常に自然になります。さらに、歯ぐきの色とも同化するので、より目立たないという特徴があります。
メインテナンス
定期的なメンテナンスを行えば入れ歯も長持ち、健康なお口に。
入れ歯治療は入れ歯が完成して、噛めるようになったからそれでもう終わりという訳ではありません。
患者様一人一人に合わせて完成させた大切な入れ歯をこれから先も長く快適に使い続けていただくためには入れ歯を毎日洗って清潔にするなどの日頃のお手入れが大切ですが、それだけでなく、患者様のお口の健康を維持していくということもとても大切です。
入れ歯やお口の中に汚れが溜まってしまうと口臭の原因になったり、入れ歯の土台となっている歯が歯周病になって抜けてしまうということも考えられます。そうなると、入れ歯を作り直さないといけなくなってしまう場合もあるのです。
入れ歯を快適に使い続けるためだけでなく、残っている大切なご自身の歯を守るためにも、食事の後は毎回入れ歯の清掃を行い、更に定期的に歯科医院でのクリーニングやお口の検査を行うことが大切です。